Amazonは品揃えが豊富で、安く製品を購入できるメリットがある一方、他のショッピングサイトに比べてポイントが貯まりにくいと感じている方は多いのではないでしょうか。
Amazon Mastercardゴールドは、Amazonでの買い物で常時2.5%のポイント還元率を誇ります。
さらにAmazonプライムが無料で利用できるという特典もあり、まさにAmazonユーザーにとっての最強カードです。
Amazon Mastercardゴールドは年会費が11,000円必要ですが、もし『Amazonプライム』を利用しているのであれば、それだけで年会費は実質無料以上にすることができます。
今回はAmazon Mastercardゴールドのメリット、さらに年会費を実質無料以上にする裏技をお伝えします。
目次
Amazon Mastercardとは
Amazon Mastercardにはクラシックとゴールドがあります。
もし、Amazon プライムを利用されているのであれば、迷わずゴールドを作ることをおすすめしますが、まずはスペックの違いを比較してみます。
クラシック | ゴールド | |
カードデザイン | ||
年会費(本会員) | 1,375円(税込) | 11,000円(税込) |
(家族会員) | 無料(3枚まで) | 無料(3枚まで) |
申し込み対象 | 満18歳以上の方 | 満20歳以上の方で安定継続収入のある方 |
ETC | 年会費 550円(税込)、初年度無料 前年度に1回以上の利用で無料 |
年会費 550円(税込)、初年度無料 前年度に1回以上の利用で無料 |
ポイント還元率(Amazon) | プライム会員2% プライム会員以外 1.5% |
2.5% |
ポイント還元率(Amazon以外) | 1% | 1% |
国際ブランド | Mastercard | Mastercard |
Amazonプライム | 別途申し込みが必要 | 無料で使い放題 |
旅行傷害保険 | なし | 海外・国内旅行傷害保険(最高5,000万円) |
お買い物安心保険 | 年間100万円まで | 年間300万円まで |
空港ラウンジサービス | なし | 全国主要空港ラウンジを利用可能 |
ゴールドにはAmazonプライムが使い放題というプレミアムな特典があります。
ゴールドの年会費は1,1000円ですが、最大限割引を使うと年会費は4,400円になり、Amazonプライムの年会費4,900円よりも500円安くなります。
Amazonプライムを利用している方は、ゴールド一択ですね。
さらに、Amazonでの買い物で利用するとポイント還元率は2.5%で、ポイントが貯まりにくいAmazonでは破格の還元率です。
『Amazonプライムが割安で利用でき、ポイント還元率が2.5%、ゴールドの保険が付帯し、空港ラウンジも利用できる』これだけの特典を考えれば、あえてクラシックカードを作る理由は乏しいでしょう。
もし、Amazonプライムを利用しないのでゴールドを作る理由がないという方には、年会費無料のオリコカードを作ることをおすすめします。
オリコカードは、Amazonの買い物でポイント還元率が2%になります(オリコモール経由)ので、クラシックカードよりもお得です。
Amazon Mastercard ゴールドのメリット
Amazon Mastercard ゴールドには多くのメリットがありますので、順番に紹介していきます。
Amazonプライム特典が使い放題
Amazonプライムを利用している方であれば、これだけでお得になる特典です。
すでに支払い済みのAmazonプライム会費が無駄になる心配をされるかもしれませんが、未使用期間分は日割計算で返金されますので、すぐにカードの申し込みをしても損はしません。
通常、Amazon Mastercardゴールドの年会費は11,000円ですが、割引を最大限に活かすと年会費が4,400円になります。
割引の内容は、以下の2つです。
• 申し込み時に『マイ・ペイすリボ』に登録で5,500円割引き
• 『Web明細サービス』利用で1,100円割引き
この2つで6,600円割引きとなり、年会費は4,400円になります。
Amazonプライムの年会費が4,900円なので、これだけで実質500円得になります。
この割引を利用するにあたって2つ注意点があります。
• 申し込み時の『マイ・ペイすリボ』の初期設定は3万円まで
• 『Web明細サービス』を受けるには過去1年間に6回以上請求が必要
『マイ・ペイすリボ』は、あらかじめ設定した金額を超えると、超過した分がリボ払いになるというものです。
申し込みの時点では、3万円が上限なので、このままの設定で3万円以上の利用をするとリボ払いになり金利を支払わなくてはいけません。
カードが届いた後に上限金額を変更することができるので、リボ払いを避けたい方は、上限額の設定変更をしてください。
また、Web明細サービスを受けるには、1年に6回以上のカード利用実績が必要です。
普段からAmazonをよく利用する人なら問題はありませんが、利用を忘れると割引が適用されないので注意してください。
Amazonでの買い物でポイント還元率2.5%
Amazonの買い物で利用した場合、2.5%相当のAmazonポイントが付与されます。
しかも、このポイントは自動的にアカウントに加算されるので、交換の心配をする必要はありません。
普段からAmazonで買い物をしている方であれば、アカウントに加算されたポイントの使用も簡単で使い忘れることもないでしょう。
このポイントの良いところは、『交換の手間がなく、使用も簡単』という点ですね。
ポイントの加算されるタイミングは商品発送後なので、ポイントの付与タイミングが早く、次の買い物でポイントを使いやすいです。
さらに、Amazonポイントの有効期限は1年ですが、Amazonで買い物すれば、有効期限は1年伸びます。
1年に1回以上、Amazonで買い物する方ならポイントの有効期限は実質無期限になるため、有効期限を心配する必要はないですね。
ちなみにAmazon以外での利用では、ポイント還元率は1%なので、決して悪い還元率ではなく、メインカードとして利用しても損はしません。
旅行保険が付帯
Amazon Mastercard ゴールドには海外旅行保険、国内旅行保険ともに付帯しています。
海外旅行保険
保険金額 | |
会員 | |
死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
傷害・疾病治療費用 | 300万円 |
賠償責任 | 5,000万円 |
携行品損害 | 50万円 |
救援者費用 | 500万円 |
家族 | |
死亡・後遺障害 | 最高1,000万円 |
傷害・疾病治療費用 | 200万円 |
賠償責任 | 2,000万円 |
携行品損害 | 50万円 |
救援車費用 | 200万円 |
国内旅行保険
保険金額 | |
死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
入院保険金日額 | 5,000円 |
通院保険日額 | 2,000円 |
手術保険金 | 20万円 |
死亡・後遺障害は、旅費のクレジット決済有無によって最高補償額が異なりますが、その他の項目は自動付帯です。
他に自動付帯のクレジットカードを持っていれば傷害・疾病治療費用は補償額を合算することができます。
補償が手厚ければ、旅行保険に加入する必要がないので、少し旅費を浮かすことができますね。
空港ラウンジが利用できる
Amazon Mastercardゴールド会員は主要空港ラウンジを利用できます。
空港ラウンジは、1,000円〜1,500円程度の利用料がかかりますが、ゴールドカードを提示すれば何回利用しても無料です。
利用できる空港ラウンジ
✔︎ 北海道・東北
• 新千歳空港、旭川空港、函館空港、青森空港、秋田空港、仙台国際空港
✔︎ 中部・北陸
• 新潟空港、富山空港、中部国際空港、小松空港、富士静岡空港
✔︎ 中国・四国
• 岡山空港、広島空港、米子空港、山口宇部空港、出雲縁結び空港、高松空港、松山空港、徳島空港
✔︎ 九州・沖縄
• 北九州空港、福岡空港、長崎空港、大分空港、熊本空港、宮崎空港、鹿児島空港、那覇空港
✔︎ 海外
• ハワイ ダニエル・K・イノウエ国際空港
お買い物安心保険が付帯
クレジットカードで決済した商品が購入日から200日以内に、盗難、破損、火災などの偶然な事故により損害を被った場合に補償されます。
クレジット決済した商品であれば、自動的に補償され、さらに贈与した商品も補償対象です。
300万円まで補償してくれますが、自己負担額3,000円が必要です。
ETCカードは実質0円で利用
ETCカードは初年度年会費無料、2年目以降から年会費550円となっていますが、前年度に1回でも利用があれば無料になります。
ETCを普段使っている方なら、実質年会費は無料と考えていいでしょう。
Amazon Mastercard ゴールドのデメリット
メリットの多いAmazon Mastercardゴールドですが、誰にでもおすすめできるわけではありません。
Amazon Mastercardゴールドのデメリットについて解説します。
Amazonを利用しない人にはメリットが少ない
Amazon Mastercard ゴールドの最大のメリットは『Amazonプライムが利用無料』であることと、『Amazonでの利用でポイント還元率が2.5%』になることです。
しかし、Amazonを利用しない方であれば、還元率1%の普通のゴールドカードになってしまいますので、ほとんどメリットがありません。
いくら割引で安くなっても年会費の分だけ損をしてしまいます。
Amazonを利用しない、特にAmazonプライムを利用しないという方には入会をおすすめしません。
ゴールドの特典が少ない
空港ラウンジ利用と旅行保険付帯がゴールドの特典になっていますが、他のゴールドカードと比べると見劣りしてしまいます。
提携施設での割引やポイントアップ、旅行時のスーツケース無料配送など、他のゴールドカードには多くの特典が用意されているものがあります。
もう少し特典が欲しいかなという気はしますが、Amazonプレミアム使い放題という代えがたい特典があるので、許容範囲かなと思います。
Amazon Mastercard ゴールドの申し込み方法
Amazon Mastercardゴールドの申し込み方法を紹介します。
1. 申し込みページの『今すぐ申し込む』をクリックします。
2. 三井住友カード株式会社のサイトに移りますので、『Amazon Mastercardゴールドに今すぐ申し込む』をクリックします。
3. 規約を確認し、『同意のうえ、入力画面へ進む』をクリックします。
4. 氏名、住所、メールアドレス等を入力します。
5. 勤務先の情報やキャッシング・リボ設定の入力をします。この時点では、マイ・ペイすリボの上限額は3万円です。
*注意
『マイ・ペイすリボ』の設定は必ず行ってください。後からの設定では初年度の割引が受けられなくなります。
6. その他の情報を入力します。
7. 入力内容を確認します。
8. オンライン口座振替設定を行います。
9. 以上で完了です。
9:00〜19:00の間であれば、即時審査サービスを利用することができ、審査が通れば、テンポラリーカードが即時に発番されます。
テンポラリーカードは番号のみでカードは発行されません。
Amazonアカウントへ自動で登録されるので、3万円までの買い物であれば、すぐに利用できます。
テンポラリーカードの利用でもポイントは加算されますので、すぐに買い物で利用したい方は、このテンポラリーカードを利用されるといいでしょう。
ただし、即時審査サービスは9:00〜19:00の時間内のみなので注意してください。
Amazon Mastercard ゴールドカードが届いた後にすること
Amazon Mastercard ゴールドをお得に利用するために絶対に忘れてはいけないことがあります。
• 『マイ・ペイすリボ』の設定額を変更する
• Web明細に変更する
年会費の割引を受けるためには上記2つの登録は必須です。
『マイ・ペイすリボ』は申し込み時に設定しておかなくてはいけませんが、上限が3万円になっています。
このまま使用すると3万円を超えた買い物をした場合に、金利を払わなくてはいけなくなるので上限を上げておいた方が安心です。
Web明細サービスの割引は初年度には適用されませんが、次年度以降のために早めに設定しておきましょう。
順番に設定方法を説明します。
Vpassの登録
1. まず、Vpassの登録を行います。 Vpassの登録はこちらからできます
2. 『Vpassにご登録』をクリックします。
3. 規約を確認し、次に進みます。
4. カード情報、電話番号を入力します。
5. 認証コードを入力して次へ進みます。
6. ID、パスワード、メールアドレスの入力をします。
7. 登録内容を確認し、『決定する』をクリックします。
以上でVpassの登録は終了です。
マイ・ペイすリボの上限額変更
続いて『マイ・ペイすリボ』の設定をします。
1. Vpassにログインし、myページの『お支払い金額の確認・変更』をクリックします。
2. 『マイ・ペイすリボのお支払い金額変更」をクリックします。
3. 『増額を申し込む』をクリックします。
4. 『次回の支払い日以降、毎月の最低お支払い金額を変更(増額)する』にチェックを入れ、『次へ進む』をクリックします。
5. 上限150万円まで入力できます。150万円であれば、かなりまとまった買い物をしてもリボ払いになることはまずないですね。
Web明細サービスの登録
最後にWeb明細サービスの登録です。
1. VpassのMyページから『各種変更・お手続き』をクリックします。
2. Vpass・メールアドレス・WEB明細登録内容の照会・変更から『WEB明細の登録・解除』を選択します。
3. 『お申し込みはこちら』をクリックします。
4. WEB名再利用特約に同意し、メールアドレスとハンドルネームの入力すれば完了です。
Amazon Mastercard ゴールド入会の注意点
繰り返しになりますが、大事なことなのでもう一度記載しておきます。
年会費の割引を受けるための『マイ・ペイすリボ』の設定は申し込み時に行ってください。
もし忘れると5,500円も損をしてしまい、この損を取り返すためには11年もかかってしまいます。
そして、カードが届いたら『マイ・ペイすリボ』の上限額の設定変更とWEB明細サービス登録も忘れずにしましょう!
Amazon Mastercard ゴールド入会の裏技
通常時、Amazon Mastercard ゴールド入会時のポイント特典はありません。
しかし、なぜかAmazon Mastercard クラシックカードは5,000ポイント貰えます。5,000ポイント大きいですよね。
少し面倒ですが、まずクラシックカードに入会し、その後ゴールドに変更した方が5,000ポイントお得です。
まとめ
2019年5月にAmazonプライムの年会費が4,900円に値上げしたことで、Amazon Mastercardゴールドの割引後の年会費の方が安くなるという現象が起きました。
これにより、Amazonプライムを利用している方であれば、Amazon Mastercard ゴールドは間違いなくお得なカードになりました。
Amazonヘビーユーザーの方には、とてもおすすめなカードです。
ただし、『マイ・ペイすリボ』を申し込み時に設定しないと割引が得られないという地雷があるので、入会時は最新の注意を払ってください。